亀頭包皮炎の原因、感染経路
性行為や自慰行為、不衛生などにより、亀頭と包皮の間に小さな傷ができ、そこから細菌に感染します。
大人だけではなく、子供やおむつをしている赤ちゃんまで幅広い世代でみられる病気です。
オーラルセックスを含む性行為が原因の場合は、淋病やクラミジア、カンジダに感染した女性から感染することがあります。
ただカンジダはもともと体内にある菌で、性行為がなくても、体調が悪いときや疲れたときなどから感染することもあります。
亀頭包皮炎の症状
感染して、しばらくすると起こり始める主な症状は、亀頭が赤くなり、かゆくなってきます。
症状が強くなってくると、ただれや軽い痛み、膿が出るようになります。
おしっこをするときに痛みやしみるといった症状も出るようになります。
原因によっては、患部が腫れたり、水ぶくれが起きたり、潰瘍が起きることもあります。
カビの一種であるカンジダが原因の場合は白いカスがたまったり、赤いぶつぶつがみられたり、乾燥した状態になるなど、さまざまな症状がみられます。
亀頭包皮炎の検査方法・費用
症状が比較的、軽症の場合は特別な検査をすることはほとんどありません。
通常の診察によって、診断してもらえます。
子供や赤ちゃんの場合は小児科で、大人の場合は泌尿器科の医師に相談します。
性行為の後は、他の性感染症の可能性を考えて、症状によっては検査をすることがあります。
その場合は、尿検査や患部の炎症部分を綿棒で軽くこすりとり、培養検査などを行います。
診察、検査費は合計で2500円から3000円程度です。
亀頭包皮炎の治療法
症状が比較的軽い場合は、患部を清潔に保つことで自然治癒することもあります。
細菌性の場合は抗生物質のクリームや内服薬、炎症の強さによってステロイド軟膏を処方します。
カンジダの場合は抗真菌剤の軟膏、ステロイド軟膏を処方します。
患部は清潔にして、その際、気になるからといって洗い過ぎないことも症状をひどくさせないためには必要です。
またカンジダの感染が分かれば、パートナーがいる場合は検査をすすめましょう。
パートナーも感染していれば、再発防止のためにも同時期に治療することが望ましいです。
亀頭包皮炎の予防法
陰部を清潔に保ち、汚れた手が触らないようにします。
余分な皮脂まで奪われ、刺激となる場合があるので石鹸などは使わずに、ぬるま湯で洗うようにしましょう。

不特定多数との性行為を避け、特定のパートナーとの性行為にはコンドームを正しく使用しましょう。
健康的な暮らしをして、免疫力の低下を防ぐことも大事です。
真性包茎の場合は陰部が不衛生になりやすく、再発を繰り返しやすいため、手術が必要となる場合もあります。
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