性病の1つに尖圭コンジローマという病気があります。
聞き慣れない人もいるかもしれませんが、尖圭コンジローマの原因となるHPVというウイルスの名前は女性であれば聞いたことがあるかもしません。
今回はこのコンジローマの感染経路や症状、治療法などについてお話しします。

尖圭コンジローマの原因と感染経路

尖圭コンジローマの原因となるウイルスはHPV(ヒトパピローマウイルス)と呼ばれるウイルスです。
これは性感染症の一種で、特に女性に関しては性交歴を持つ女性の約60~80%が感染した経験があるともいわれています。

近年、子宮頸がんワクチンとしてHPVワクチンの接種が推奨されています。
この子宮頸がんの原因となるHPVと尖圭コンジローマの原因であるHPVは同じウイルスですが型が違います。

例えば「ヘルペスウイルス」の中にも、唇に出る症状と性器に出る症状、帯状疱疹を引き起こすウイルスなどありそれぞれ型が異なります。
これと同じように、HPVにも尖圭コンジローマを引き起こす型や子宮頸がんにつながる型、のどに感染する型などたくさんの種類があるのです。

尖圭コンジローマの症状

HPVに感染しても、全ての人が子宮頸がんや尖圭コンジローマを発症するわけではありません。
たいていの場合は、ウイルスは自己の免疫により消滅しますので症状がないまま治癒するのです。
潜伏期間も1~6ヶ月と長く、その期間には症状もありませんので感染に気づかない人が多いようです。

尖圭コンジローマの症状は、性器にできるイボです。
このイボは特徴的なので、見えるところにイボができた場合にはたいていの人は異常であると気づくはずです。

一般的なイボの特徴としては、ピンク色や肌色で、柔らかく単発で発生したりかたまりとなる場合もあります。
症状がでるのは、膣口や肛門周囲、陰嚢や陰茎などです。
このイボは痛みが伴う場合もありますが、たいていの場合は痛みや痒みなどの症状が伴わないともいわれています。

子宮頸がんを引き起こす型のHPVに感染し発症した場合は、子宮頸部の粘膜にこのイボができます。
自分でイボは見えず症状がないため、検査をしなければ発見される事なくがん化するという経過を辿ります。

尖圭コンジローマの診断と治療法

尖圭コンジローマの診断は、イボを見ただけで診断できます。
ただし、イボが出血したりただれていたり痛みが伴うなどの症状があれば、ガンかどうかを検査する場合もあります。

尖圭コンジローマの治療は、軟膏を使う治療法とイボを手術やレーザーで切除するという治療法があります。
軟膏を塗布する治療法は、一般的に1~3ヶ月と長期間の治療となります。
手術で切除しても3ヶ月という短期間で再発する可能性もあります。

発症する前は、症状なくウイルスが消滅することもありますがイボができてしまった場合にはイボが自然治癒する可能性はかなり低いです。

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